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クラブハリエ・行列のできるバウムクーヘンと製造会社のヒミツ

金森 努
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
4.9
1,683
2008年12月3日 09:41

各地に店舗があるものの、どこも長蛇の列ができる大人気のバウムクーヘン、「クラブハリエ」。購入するまでに1時間近く待つことも珍しくないが、食した瞬間に「今までのバウムクーヘンのイメージが全く変わった」と多くの人が絶賛する。
その人気の秘密は何といっても、同社の職人が手間暇かけて焼き上げた味わいにあるのだが、果たしてそれだけだろうか。

知っている人は知っている豆知識。「クラブハリエ」( http://clubharie.jp/ )の母体は、滋賀に本拠地を置く和菓子の「たねや」。( http://taneya.jp/ )
和菓子店の洋菓子部門がクラブハリエであり、そのメインたる大人気商品がバウムクーヘンというわけ。

和菓子から洋菓子への進出。その成長戦略は、例えばアンゾフのマトリックスで考えれば、どう解釈できるのか。和菓子しか食べない!という頑なな人でなければ、顧客層は重なる部分も多いだろう。だとすると、既存の顧客に新しい商品を提供する「新商品開発」という成長戦略のパターンだ。
同様の和菓子から洋菓子への進出で人気商品を開発した例でいえば、「銀座あけぼの」の「銀座イチゴ」もあるが、たねやは「経営シナジー」を発揮している点もさらに注目できる。

事業会社内での人材や経営ノウハウを活かすことを「経営シナジー」という。
たねやはグループ内に「菓子職人訓練校」を抱えている。単なる企業内の研修制度ではない。
1998年に滋賀県知事より認定されている職業訓練認定校である。和菓子・洋菓子と製法は異なるものの、菓子作りという土台の上でここでもシナジーが発揮でき、さらに職人を創り出し、囲い込むこともできる。成長戦略のパターンとしてはかなり手堅いことがわかるのである。

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この記事へのコメント

2008年12月3日
竹林さん、コメントありがとうございます。 お褒めにあずかり...

2008年12月3日
クラブハリエ、以前取材したことがあります。 喫茶スペースも...

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