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「指示待ち」社員は誰のせい?

金森 努
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
金森 努/人事/組織
4.3
4,317
2007年11月8日 20:01

若者を自らを比較して憂うことは、古くは平安の書物からも読み取れるという。
ビジネスの世界で言えば「近頃の若い社員は」ということになるのか。
その中で「最近の若い社員は”指示待ち”が多くて」という声がよく聞こえる。
それは誰のせいなのだろうか。

指示待ち」と言われる態度は、逆に考えれば、指示に対する適切な業務遂行力と解釈もできるが、その何が問題なのか。
世の管理職が嘆く「指示待ち」とは、プログラミングのように事細かな指示をしないと主体的な動きをしないことを指しているようだ。
転じて、若い世代の自立性・自律性のなさを嘆き、「自分が若い頃は」と、若い頃の型破りな活躍を自慢する人もいる。
本当に若い世代はそんなに自立性・自律性がないのだろうか。


筆者はバブル入社世代だ。入社時には蝶よ花よで迎えられたが、多くはバブル崩壊後の苛烈な処遇が待っていた。耐えられずに離職した者も多い。そして事ある毎に「バブル組は・・・」と言われた。
しかし、入社時の景気は本人の与り知るところではないし、その後の育成は自助努力も大事であるが、上司・企業に負うところが大きい。
好景気を反映し、大量に採用された世代に対し、「現場優先」がまかり通る活況なビジネスの中、十分な教育がなされたのか。
同様の懸念が昨今の新入社員への教育でも感じられる。

教育の問題だけではない。
今日のビジネスは、CSRだのコンプライアンスだの、禁則事項が多い。
ベテラン社員にとっても「昨日のOKは今日のNG」という環境にとまどうことが多いはずだ。Do & Dont'sが日々移ろう。
そんな中、上司から部下へ明確な指示が出せているのであろうか。
自立性・自律性は繰り返し明確なDo & Dont'sを徹底された後に励行できるもの。それなくしていきなり動き出されたら、どんなトラブルが待っているかわからない。

会社の方針をきちんと理解していれば、自ら動けるだろう」と言う声も聞こえる。

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