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「子ども手当」の実現性とその市場効果

今野 篤
軽井沢SOBO 経営教育研究所 代表
今野 篤/子ども・教育
4.6
776
2010年2月5日 09:11

昨年の衆院選で歴史的勝利をおさめた民主党だが、マニュフェストの実現性、外交手腕、経験不足、総理・小沢代行の金問題など、政治的不透明が拭えない。そのような中、本稿では、マニュフェストのひとつである子ども手当の実現性とその市場効果を分析してみる。

記事は経営教育研究所2009年8月30日掲載より加筆・修正


民主党が掲げる「子ども手当」は、16歳未満の子供を対象に、1人当たり月額2万6000円、年額にすれば31万2000円を、年3回4カ月分ずつ支給するというもの。 2万6000円という金額は、こども未来財団や中央教育審議会の調査を元に民主党が独自に算出した。

0歳から14歳までの食費、洋服代などの生活費や保育料、授業料などの学費の平均額から割り出した「子供が育つためにかかる費用」の月額2万5000円余りが根拠となっている。子ども手当の年間予算案は、事務費も含めると約5兆6000億円。財源は「予算の総組み替えで、子ども手当は初めに確保する。どこかを削って付け替えるわけではないから心配はない」(民主党政調)とは言うが…。

増税前提の政策、高所得者も恩恵などと批判があるが、「子ども手当」は今年度6月より支給される。6月の支給はやや変則的で最初の支給となる6月分は、2、3月分の児童手当と、4、5月分の子ども手当をあわせて支払う。例えば、小学生と中学生の子供が2人いるとすると、支給総額は…、

児童手当2、3月分 … 5千円 × 2人 × 2ヶ月分 = 2万円
子ども手当4、5月分 … 1万3千円× 2人 × 2ヶ月分 = 5万2千円
子ども手当の初年度は半額の1万3千円支給)

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