経営者が従業員に対してボヤクことの一つに、「考えて仕事をしていない」「何も考えずにやっている」というものがあります。頼んだ業務は言った通りのそのまんまで、工夫もヒネリも進歩も驚きも何もない。思考停止状態で仕事をしているように見えるし、そういう仕事ぶりが不満・不安だ・・という話です。
だからといって「思考力をつけさせよう」と考え、思考法を勉強させるというのはギャグで、コンビニの前にウンコ座りしているヤンキーに茶道を教えようとするのと同じ。ボンボン政治家に庶民生活のリアリティーを理解しているフリをさせようとするのと同じ。そういうスタンス、マインドになっていないのに技を教えたって無理というものです。
思考の入った仕事が行われるためには、次のような条件が必要です。
①何のため(誰のため)にするのかという目的
②どの程度のレベルを期待されているのかという基準
③自らの判断・裁量でやっていいことの範囲
④結果に対する賞賛や寛容への期待
⑤絶対の答を持つ人はいないという前提
目的とクリアすべきハードルの高さが明確になっており、取り組んだ結果に対する周囲の反応に期待が持つことができる。更に、一定の裁量があって、その仕事の成否は自分次第なのだと思える状態です。仕事をする環境が、そのような状態にあるのかどうか。つまり経営者は、従業員の思考力がないこと、従業員が思考しないことを問題とすべきではなく、“思考力を失わせてしまっている環境”を問題として捉えるべきです。
Ads by Google
このビジョナリーが主催・参加するコミュニティ
ユーザ登録
無料のユーザ登録でWeb2.0時代のビジネスメディアを使いこなそう!
新着記事
受付中・開催中勉強会
新着コミュニティ
新着セミナー等
週間閲覧ランキング
携帯でもINSIGHT NOW!














