フランクリン・プランナー・ジャパンの「ほんとうの時間管理について語ろう」  ②「時間管理」に何を求めるのか

2015.12.21

仕事術

フランクリン・プランナー・ジャパンの「ほんとうの時間管理について語ろう」 ②「時間管理」に何を求めるのか

フランクリン・ プランナー
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ビジネス・パーソンにとってタイム・マネジメントは、とても大きなテーマであることは間違いありません。 しかし、何のためにタイム・マネジメントに取り組んでいるのでしょうか。

ビジネス・パーソンにとってタイム・マネジメントは、とても大きなテーマであり、重要なスキルであることは間違いありません。

現代のビジネス・パーソンの多くは、知的ビジネス・パーソンです。しかし、気をつけたいのは、知的ビジネス・パーソン=デスクワークということではありません。

デスクワーク中心の仕事をしている人でも、知的なビジネスとはとても言えない仕事しかしていない人はたくさんいますし、逆に、見た目は肉体労働であっても、その内容は、知的な工夫や改善、アイデアがたくさんつまった知的なビジネスによるアウトプットをしている人もたくさんいます。

もともと、時間管理の概念は、最初は肉体労働の管理から生まれたものです。仕事の内容をこまかく分類し、物的な生産性を効率よく上げるために、一定の労働から、最大のアウトプットを生むために、労働を時間配分していったのです。

しかし、現代のビジネスは、ピーター・ドラッカーの言葉を借りるまでもなく、「知的ビジネス」の社会です。かつて効率を上げることで、アウトプットを1.5倍にすることができましたが、知的ビジネスの世界では、アウトプットを10倍〜100倍にすることすらできます。

つまり、かつての時間管理の概念と、知的ビジネスの時間管理の概念はまったく異なります。イノベーションと呼ばれるような、10倍〜100倍ものアウトプットを目指すのであれば、自分自身のパラダイムから検証し、日々の計画を組み立てる、これまでとはまったく違うタイム・マネジメントのアプローチが求められています。

ここで、日本のビジネス・パーソンが、なぜタイム・マネジメントに取り組むのか、少し前の調査結果になりますが、全国のビジネス・パーソン2,000名に「なぜタイム・マネジメントが必要か」(複数回答)について尋ねた結果を紹介しましょう。

第1位は、やはり仕事の生産性についての課題でした。48.6%のビジネス・パーソンが「プロジェクトや仕事を効率的に進めたい」を選択しました。続いて、「人生を有意義に過ごしたい」32.3%、「ワークライフ・バランスを実現したい」28.3%、「目標や夢を実現したい」26.5%、「時間に追われず安らぎを得たい」25.4%、「プロジェクトや仕事を成功させたい」20%、「重要なことを実行したい」18.2%と続きます。

「プロジェクトや仕事を成功させ、プロジェクトや仕事を効率的に進め成功させたい」人と「安らぎを得たい人と、人生を有意義に過ごしたい」人が共に七割近く、「目標や夢を実現し、重要なことを実行したい」人は4割強となり、タイム・マネジメントに対し、仕事面での効率化や成功と並んで人生を有意義に過ごすことを期待していることがわかります。

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