応募者の情報を引き出す面接手法

2016.06.16

組織・人材

応募者の情報を引き出す面接手法

株式会社新経営サービス 人事戦略研究所
株式会社新経営サービス

2017年度の新卒採用は、解禁前にも関わらず既に多数の企業が選考を行っている状況です。それに合わせて、年明けから春にかけて多くの企業様で面接官トレーニングを実施させていただきました。

その中でお伝えしていることの一つが「情報を引き出すことの重要性」です。面接という限られた時間の中で、学生の生きてきた約20年間の全てを聞き出すことは当然不可能です。面接官は学生の動作や表情などの見た目と発する言葉という少ない情報の中から、自社の求める人材像に合致するのかどうかを判断するしかありません。

よって面接官は短い時間の中で、いかに応募者からたくさんの情報を引き出し、判断材料を増やすかを考えて行動しなくてはなりません。判断材料が少ないまま、印象等に頼った評価を行うことが、ミスマッチにつながります。しかし、簡単なようでこれが出来ていない面接官が非常に多く見受けられます。

また、情報を引き出すことのメリットはもう一つあります。それは、学生が「この会社は私についてたくさん質問してくれて、理解してくれた」と感じ、入社動機が高まるということです。面接に来た学生は、面接官の印象についてSNS等で発信することもありますし、将来取引先やお客様になる可能性もあります。よって、合格にする場合はもちろん、仮に不合格にするとしても、自社に対して良い印象を持ってもらうことが重要です。

では、どのようにして出来るだけ多くの情報を引き出すのか。それは、①学生が話しやすい場づくりや言動を行うこと、②情報を引き出すための質問を行うことの2点です。

まず1点目ですが、面接において学生は基本的に緊張をしています。それをほぐすことで、自然と多くの量を話してくれるようにする必要があります。研修で面接のロールプレイングを行うと、多くの面接官が上手く面接をすることに意識が向くあまり、表情が硬かったり、学生と目を合わせなかったり、うなずき、あいづち等が無かったりします。
そのような態度は、さらに学生の緊張を高めることになるため、面接官は意識をして柔らかい表情を作ったり、話を聞いているというサインを出したりすることが重要です。特に、強面の方は表情だけで圧迫面接と捉えられることもあるので注意して下さい。

次に2点目ですが、学生に質問をする際はオープンクエッションを多く使います。オープンクエッションとは、相手がYes or Noで答えられない質問のことです。例えば、「当社は第一希望ですか?」というような質問では、答えが「はい」か「いいえ」かしかなく、それ以上学生が話す余地がありません。逆に、「現在どのような会社の選考に進まれていますか?」「その会社に興味を持っているのはなぜですか?」というような質問を行うことで、より多くの情報を引き出すことができます。特に、5W3Hを意識してさらに掘り下げるような質問をすることが効果的です。

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