第二回:うちのISOは10年前のままだったのか・・・

2015.11.25

経営・マネジメント

第二回:うちのISOは10年前のままだったのか・・・

古江 一樹
株式会社ISO総合研究所 専務取締役

突然ISO担当者に任命された磯川は、自社のISOが10年前の物であることに気付かされる。担当者が直面したISOの実態を具体的に描いた第二回。

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(前回のあらすじ)http://www.insightnow.jp/article/8841

・自動車製造業『プリ機械』で働く26才の磯川。

・将来の工場長にと社長の期待も高い優秀な若手。

・ISO前担当の山田が退職になると同時に社長からISO担当に任命される。

・現状を把握しようと全担当の山田の机に向かい、山のような文書と出会う

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“そもそも俺、ISO9001やISO14001って代物、知らな過ぎるんじゃないかな? とにかく一度調べてみるか”

磯川は目を塞ぎたくなるような文書の山に手を付ける前に、愛用のiPadを持ち出し、得意のネットサーフィンで活路を見出そうとした。

磯川はまず、iPadに「ISO9001」と入力し、文書の山をよそにサーフィンの渦に入り込んだ。自分の得意分野に無理やり引き込んだのが功を奏したか、少しずつその山が気にならないようになってきていることにきづいた。

そのまま休む間もなく、「ISO14001」と入力しさらに深く入り込んだ。大好きなコーヒーを飲まずにこんなに朝からのめり込んだのは久しぶりだ。とうとうコーヒーを手にすることもなく、時間は昼時を迎えようとしていた。

磯川が検索したISO9001、ISO14001を要約するとこうだ。

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◆ISO9001の実態

・ISO9001は品質マネジメントシステム。

・お客様の要求や期待に応える仕組み作り

・方法論を提供しているものではなく、各社ごとにルール作りができる

・1994年に品質保証モデルとして出来上がったころからは規格が改訂され、システムの持つ根本的な背景は変わってきている。

・しかし現実は、古くからISO9001の認証をしている企業は、自分たちが過去作ってきたルールを変えられずにいる。

・新たにISO9001の認証をしている企業は、シンプルに実務を審査で見てもらえるような認証をしている

・ISO9001の80%以上の企業がこの昔ながらのISOから脱却できず、古くに作られたルールに縛られてしまっている。

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◆ISO14001の実態

・ISO14001は環境マネジメントシステム。

・地球規模の環境に配慮することを目的にしている。

・地球規模の環境問題がテーマになった80年代に作られている

・環境問題のテーマは時代背景が変わってきている。

・現在は『第四次環境ISO』と呼ばれる時代に入っている。

・第一次は地球への汚染の機会をなくす時代。第二次は各社がそれを乗り越え、紙ゴミ電気と戦う時代。第三次は『プラスの側面』と呼ばれる前向きな環境活動に取り組む時代。そして第四次は現実と向き合い実務ベースでできることを進めていく時代。

次のページ・時代も考え方も変わっているのに、いまだに第一次や第二...

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