経営者よ、コミットせよ! 成果を生む人財・組織開発に(4)

2008.01.07

組織・人材

経営者よ、コミットせよ! 成果を生む人財・組織開発に(4)

斉藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表取締役 代表理事

これから全体最適施策がより効果的に機能するための組織変革の手法やソリューションについて話を進めたいと思います。

■組織力を生み出す両輪
これまで人材開発や組織開発の施策が部分最適や対症療法に陥らないために、HPIを中核とした全体最適視点の重要性について述べてきました。これから全体最適施策がより効果的に機能するための組織変革の手法やソリューションについて話を進めたいと思います。

まず、読者の皆様に問いかけたいことは「組織とは何のために必要なのか」そして「組織の目的は何か」ということです。

なぜ、今更ながらこのような問いをするのか不思議に思われる方も少なくないと思います。しかし事実として、現実に組織の意味や価値について自分の言葉で語れる方が少なくなっています。と同時にその価値を実感できる機会も極端に少なくなっています。

私達はこれまで、チェンジマネジメントの領域において様々な施策を試みてきました。サーベイやインタビューによる問題/課題発見、制度/システムの導入や改変、更に研修やコンサルティングなど、大きな期待を持って実施してきました。しかし、組織が組織本来の健全な組織力を発揮し、更に組織を構成するメンバーの強みを活かしたシナジーを生み出すことは大変な困難を極めて来ました。

その根幹には、外的(やらされ感的)な制度やシステム変更にウンザリしている現場の姿が散見されます。

本来、継続的な成果は内発的な動機形成(自らがビジョンを創造し、コミットメントすること)を前提としたチャレンジシップによって生み出されるものです。

そしてそれは、戦略や方法論と言った「やり方」とモチベーションやコミットメントといったマインド「あり方」が両輪となって動き出したときに発現されるものです。

車に例えるなら、戦略や施策(DO)はナビゲーションシステムやステアリングなどの目的地(ビジョンやゴール)に効率的、効果的に到達するためにものであり、チャレンジシップを生み出すマインド、信頼関係、組織文化(BE)などはエンジンなどの推進力と言えます。

そして、現代の多くの組織が直面している課題は、この推進力不足によるところが大きいのです。

推進力不足を象徴する現象は、「立派な戦略やビジョンは提示されるが実践が伴わない」「ひとり一人は優秀だが成果が中々でない」「皆、一生懸命に働いているが生産性が上がらない」など、多くの組織が共通に抱えているものです。

■理論・エネルギー・表現(表出)
そして、私達が多くのプロジェクトやチームでアクションラーニングや問題解決ワークショップの実践を通じて明確に検証できたことは、チーム成果が出せそうか否かは一見すれば分かってしまうと言うことです。

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斉藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表取締役 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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