Fラン大学はお買い得

2012.06.19

ライフ・ソーシャル

Fラン大学はお買い得

純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 哲学教授

少子化のせいで、いま、良い大学なのに、事実上の入試フリーというところが続出している。学生仲間や教育体制の質をきちんと見分ければ、良い先生の下で勉強できる機会はきみにも開かれている。

そりゃ、どうせ入るなら有名大学の方が見栄えもいい。だが、小学生から勉強漬けでないと入れないようでは、カネと時間と努力のコストパフォーマンスが悪すぎる。そもそも、どうやったって今からでは間に合うまい。だが、スーパーにも特売品があるように、じつは大学にも、それがある。Fラン大だ。SABCDEよりもっと下の、入学フリーのFランク大学。

Fラン大学であっても、DQN大学やBSE大学と、かならずしも一致しない、というところが重要だ。BランクでもDQN大学(学生がダメダメ)はあり、AランクでさえBSE大学(教員がダメダメ)はある。たとえば、付属高校のあるBランク大学は、かなり怪しい。定員のほとんどを付属や推薦、AO入試で埋め、外から入るのをやたら厳しくしているだけで、中はバカばっかだったりする。ひどいところは、一般入試でトップだけを合格させて偏差値を稼ぎ、実際は残りの全員も補欠で入学させていたりする。また、Aランク大学でも、政府委員会だのマスコミだの国際学会だので忙しい、授業料が安いんだから学生は奴隷として働いてオレに尽くせ、などというような人格破綻者の教員だらけ、ということもある。

DQNの危険性が高い大学の特徴
1 大学名と学科名で検索するとスポーツ関連の話しか出てこない。(まともに学生が集まらず、高校の体育会の推薦で掻き集めている。授業には誰も出てきていない。)
2 図書館に専門難解な英文雑誌が並んでいる。(図書館に来る学生なんかいないので、教員が好き勝手に図書予算を消化している。)
3 5時を過ぎたら真っ暗で、電気のついている部屋がどこにも無い。(ゼミやサークルなど、自主性のある学生がいない。)

BSEの危険性が高い大学の特徴
 1 学部長に専門著書が無い。(まともな大学人事ではない。彼が関与している配下の教員人事も嫉妬と縁故でデタラメ。学部長の名前でネット検索をかけてみよう。)
 2 60歳以上の准教授、50歳以上の講師がいる。(陰湿なパワハラが横行し、まともな若手が逃げ出した結果。)
 3 教員の持ちコマが週9つ以上。(アカデミックな人脈が無いので非常勤の手配ができず、専門外の科目まで担当している。シラバスで担当教員を調べればよい。)

これらのことを逆に言うと、Fランクなのに、DQNやBSEから免れているお買い得な大学もある、ということ。少子化のせいで、良い大学なのに、入試でズルもしてしないから学生の集まりがいまいち、というところは、いま、あちこちにある。研究や文化系の話題が豊富で、図書館が学生向きに配慮され、夜までさまざまな活動が行われているならば、その学生たちは明るく前向きだ。学部長に専門著書があり、教員の年齢構成のバランスが取れ、非常勤も多く使っているなら、教育体制も整っている。

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純丘曜彰 教授博士

大阪芸術大学 哲学教授

美術博士(東京藝大)、文学修士(東大)。東大卒。テレビ朝日ブレーン として『朝まで生テレビ!』を立ち上げ、東海大学総合経営学部准教授、グーテンベルク大学メディア学部客員教授などを経て現職。

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