日本を牽引する人と組織の根源にあるもの:子供化する社会と組織

2007.10.29

組織・人材

日本を牽引する人と組織の根源にあるもの:子供化する社会と組織

斉藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表取締役 代表理事

今、日本全体が不祥事、暴力、不誠実に揺れている。私は企業組織の再生に向けて様々な取組みをしてきました。そして今、主因のひとつに辿りつきました。「シリーズ:日本企業の80%以上の組織が崩壊?(3)」

もし、仮にコミュニティでの学習/成長機会(家族関係の中で学び、町内や身近なコミュニティで学び、学校では友人や先生との間で学ぶこと)の改善がこれからも得られないとしたら、チームビルディングの重要性はますます高まることになります。

■親、先生、リーダー、経営者のミッションと認識

親は子に、先生は生徒に、リーダーはメンバーに、経営者は社員に、好むと好まざるとに係わらず、絶大な影響力を持っています。子の変化、生徒の変化、メンバーの変化、社員の変化は、どのような言い訳をしようと親、先生、リーダー、経営者が何らかの影響を与えているのです。

以前、私の尊敬する方から以下の教えをいただきました。自分の人生のミッションをどこに置いて生きているか。親は子に自分の後姿から何を学ばせるのか。リーダー、経営者も然りです。

【悪人】 自分の利益のために、他に害を与えた人
【凡人】 人と関りなく生きた人
【善人】 近隣(家族や身近な人たち)のために生きた人
【英雄】 国のために生きた人
【偉人】 人類のために生きた人
【聖人】 宇宙意志のために生きた人

あなたは【?人】的な生き方をしていますか?

人は他人の後姿から多くを感じ、時には批判をすることがあります。
では、自分の後姿を振り返ることは多いでしょうか。そして、他者への影響を考えるとき最も重要なことは何でしょうか。それは、自分がどう考えているかではなく、「他者(周り)からどう見えているか」なのです。

子を持つ多くの皆様は、後姿でどのような生き方を表現していますか?
組織管理職のリーダーの皆様は、メンバーにその後姿でどのような生き方を表現していますか?
経営者の皆様は、社員や社会に対し、どのような生き方を表現していますか?

■企業組織の再創生へ向けた原点回帰

多くの企業経営層の方々から「何故、企業ビジョンが浸透しないのか」「何故、ビジョンを掲げても社員のモチベーションは向上しないのか」という問いを伺います。
それは、掲げられたビジョンを推進することと社員ひとりひとりの自己価値や幸福感を高めることの繋がりが見えないからではないでしょうか。

企業ビジョンとは名ばかりで、数値的目標ばかりが優先され、自己の成長や顧客からの感謝、そして、社会や地球への影響といった企業存在価値の視点が欠落している。貢献的価値創造に向けた企業文化の要素が希薄であるからではないかと思うのです。

既に、世界の多くの企業は全社員参加により「自分たちにとって誇りを持てる活動とは何か」「真に幸せを生み出す企業のあり方とは何か」を考え、実務を変革し、新たな企業文化、企業価値を創造し、社員が誇りと自信をもって働ける企業コミュニティの構築へと舵を切り始めています。

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斉藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表取締役 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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