楽園のような組織は探すものですか? それとも創るものですか? これから少しずつ本題に入ろうと思います。
これから、この表題に挑戦する旅を始めようと思います。少し長い旅になりますが、皆様の力を借りて一歩、一歩、進んで行きたいと考えています。
私達が社会という新たなフィールドへ足を踏み入れ、人生の大半を企業組織で過ごすことになります。これまで、私達は「勝てる組織」「強い組織」など競争を前提にひたすら走る続けることを要求されてきました。
そして、それを当たり前のこととして認識してきたと思います。
やっと景気が回復し、これまでの低成長時代を何とか生き抜いてきた企業は、極めて高いビジョンを再設定し、我々にはもっと力がある、もっと可能性がある、もっと、もっと・・・と檄を飛ばしています。
組織の意味づけで最も重要なことは何でしょうか?
それは、組織の求心力の中核である「ビジョン」ではないでしょうか。そう、ビジョンは求心力の中核なのです。
しかし、どうでしょう? 私達の目の前にある「ビジョン」は求心力を持っているでしょうか?
ある企業の事業部の皆さんに以下の質問をなげかけました。
「皆さんの組織ビジョンは何ですか?」「理解していますか?」「納得していますか?」
そして
「そのビジョンは皆さんをワクワクさせるものですか?」
「そのビジョン(旗)を掲げることで結束力は生まれていますか?」
その答えは、「文字としては知っている」「知っている」「理解はしているが・・・」「出来れば、考えたくない」「興味がない」
そして「まったくワクワクしない、結束力とは関係ない・・・」
というものでした。
組織とは、たまたま机が近い人たちの塊を指す言葉ではないことは、皆が理解しています。しかし、それに近い「組織もどき」が企業の根幹を形作っているとしたら、その先に生まれるであろうシナジーなど夢のまた夢なのです。
そして、さらに問いかけます。
「では、現実から離れ、私達が望む理想の組織とはどのような組織ですか?」
沢山の回答がありました。
「皆が共通の目標に向かっている無心になれる組織」「笑顔が絶えない組織」「皆が信頼し合える組織」「やりがいが感じられる組織」「達成感や感動のある組織」「社会から感謝される組織」・・・・
では、
「皆さんのこれまでの社会人生において、そのような組織を経験したことはありますか?」
・・・・無言、沈黙、、、「そうそう、高校時代の部活で経験したことがあったかな・・・」
結局は、組織力を強化するための組織作りを志向していたとしても、私達の中に組織力を生み出せる組織の実感やイメージそのものがないのです。
これでは、目的地も分からず、闇雲に走っていることと同じではないでしょうか。
もう一度、考えませんか?・・・「私達が心から望む理想の組織とは、どのようなものなのか」を。
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日本企業の80%以上の組織が崩壊?
2007.10.29
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株式会社アクションラーニングソリューションズ 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表取締役 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。
