新型インフルエンザは「フェーズ4」へ移行

2009.04.28

経営・マネジメント

新型インフルエンザは「フェーズ4」へ移行

荒川 大
株式会社ENNA 代表取締役

世界的に広がりを見せているのに、日本では感染が確認されていない不思議なインフルエンザが、その影響力によってWHOの判断を「フェーズ4」に引き上げました。

正直なところ、もう「フェーズ4」になったのか…。といった感じです。パンデミック対策のコラムを書き始めてから5ヶ月が経過していますが、未だにパンデミックになれば自宅に篭城して仕事なんかできないという話しが聞こえてきます。

基本的には、健康と生命の維持のために、篭るのもそうですが、働かなければならないと考えています。

大勢のいる中に居なければならないという、従来の勤務形態から開放するか、事業提供形態を見直すか、働き方や働く格好を変えることで対応していく必要があるのだと思います。
これがリスク対策となります。

知らないうちに社員が感染して、社内に持ち込んで、集団感染…。だけは避けて頂きたいと思います。
対策をしていない取引先は少なくないと思いますが、その社内感染の影響を受けて操業が止まったり、訪問した社員が感染して自社に持ち帰るなどがないように、会社としての対策が必要になるでしょう。

日本だけが発生していないのは、確認しても発表していないだけとも考えられますし、これまで検疫は任意でしたので、チェックを突破した38℃以上の発熱の乗客がいたというニュースもあります。

病気としてはまだまだ不明な点が多い今回の豚インフルエンザですが、このコラムは事業継続性と社員の健康・安全管理のバランスだけを追及していきたいと思います。

さて、2009年4月28日に新型インフルエンザは「フェーズ4」に移行した訳ですが、既に新型インフルエンザ対策本部を設置している企業と、これから設置そのものを検討しようとしている企業では、動きに大きな差が出てくることになります。

メキシコに進出している日本企業でも一時操業停止等の対応も始まっていますので、今後も、サプライチェーンや食料品の輸入には注意をしなければならないでしょう。

企業が取り組むべき課題としては、今回の豚インフルエンザでは、感染力も致死率も良く分かっていませんが、注意すべきは「人間が抗体を持っていない」ということから、社内での集団感染を発生させないようにするための取り組みが必要になります。

そのためには、会社に持ち込ませない、社内でうつさない、家族や友人、取引先とうつし合わないということが必要となります。

段々、コラムだけでは対策の全てを伝えることが難しくなってきたのですが、これから対策をされる方には、是非、もう一度厚生労働省の新型インフルエンザに関するページを十分に読み返して頂ければと思います。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/09.html

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荒川 大

株式会社ENNA 代表取締役

企業実務(総務・人事・法務・社内システム等)におけるコンプライアンス対応について、企業実務者の観点からの業務改善、内部統制対応等の支援を行なっております。

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