「虫歯」と「うつ」の共通点 ~自分は大丈夫という方へ~

2009.02.04

ライフ・ソーシャル

「虫歯」と「うつ」の共通点 ~自分は大丈夫という方へ~

荒川 大
株式会社ENNA 代表取締役

歯科医院向けに患者サービス向上の支援をしていますが、昨年の10月以降、歯の痛みを訴える方が増えています。 原因は睡眠中の「歯軋り(歯ぎしり)」。歯の痛みから、肩こり・腰痛、そして顎関節症などに発展するストレスの一症状なのです。

虫歯とうつの共通点。
自分は問題ないと考えていらっしゃる方に書いてみたいと思います。
「虫歯治療」で例えると、少しは親近感と危機感が持てるかもしれません。
(当トピックは心因性のうつ状態に陥り易い社会人向けのものです。内因性や子供向けではありません。)

ちなみにIT業界などでは、社員の1割がうつ病で、3割程度が予備軍(うつ状態)ではないかと言われるほど、経済損失の大きな問題であり、とても大切な課題だと考えています。

■ 発症する人としない人がいます
虫歯がない人がいます。口内ケアが行き届いていたり、そもそも口内に虫歯菌が少なかったりします。
うつに縁の無い人がいます。気分転換が上手だったり、KYだったりします。

■ 自分で治療はできない
虫歯になったら、歯医者以外で治療をしようという方はいません。
うつになったら、心療内科や精神科で薬を処方してもらった方が良いのですが…。

■ 早期発見が大切
虫歯の早期発見は、削る必要がなく、薬剤で進行を止められます。
うつの早期発見は、入院や薬の必要がなく、休養と気分転換で進行を止められます。

■ 鏡がないと、自分では発見できない
虫歯は自分では見えません。他人が見るか、鏡が必要です。
うつは自分では感じません。他人が気づくか、医師・カウンセラーが必要です。

■ 痛みを感じたら一大事
虫歯は、痛みを感じたら、かなり進行しています。
うつは、辛さを感じたら、思った以上に進行しています。

■ 治療しても再発することがある。
虫歯治療の被せ物(いわゆる銀歯)は2年~5年しか持ちません。
うつは、気をつけていないと繰り返すことがあります。

■ 2008年10月以降、歯の痛みを訴える方が増えています
虫歯ではなく、歯軋り(ハギシリ)が増えています。
うつの前に、ストレスで顎関節症になる方が少なくありません。

睡眠中の歯軋りが顎関節症の原因になっていることがあります。
(噛みあわせなど骨格上の原因もありますので、気になる方は歯科医院へ)

■ カウンセリングの無い治療で寛解(緩解)はない
虫歯は、治療の後も、口内の虫歯菌が残るため継続的に検査が必要です
うつは、薬を飲んだだけでは、自分の生活に戻ってしまうためカウンセリングが必要です

尚、カウンセリングについては、精神科医の方々の判断によって様々な臨床的な手法があります。
認知療法や行動療法、心理療法(精神療法)のように、心因性のうつ状態から始まった場合に有効な手段や、運動療法、音楽療法のように身体からのアプローチを行うものなどがあります。

うつ状態を緩和するためには、まずは心療内科か精神科です。カウンセリングだけで治すと言うカウンセラーもいますが、当社ではとても畏れ多くてそんなことは言えません。

また、診察を受けても、気になることを医師へ話してしまえばスッキリして快方に向かうことも多いです。軽めの薬をもらって、自分の状態を認識して、「五感」を大切にした生活を楽しんで頂ければと思います。

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荒川 大

荒川 大

株式会社ENNA 代表取締役

企業実務(総務・人事・法務・社内システム等)におけるコンプライアンス対応について、企業実務者の観点からの業務改善、内部統制対応等の支援を行なっております。

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