特集セカンドライフ
宝の山か、流行熱か?!

2007.05.24

IT・WEB

特集セカンドライフ 宝の山か、流行熱か?!

将積 健士
株式会社インフォアスリート 代表取締役

セカンドライフというオンラインサービスが注目を浴びている。IBM、電通、トヨタ自動車といった大手企業も進出を試みるこのサービスは、果たしてビッグビジネスのチャンスとなりうるのだろうか。

セカンドライフとは、サンフランシスコに本社を置くリンデンラボ社が運営する、ネット上のバーチャル世界である。
ユーザは、この3D仮想空間の中を自由に歩き回り、ものを作ったり、それを売買したりしながら、他のユーザとのコミュニケーションを楽しむことができる。

2007年4月時点で、世界中で約600万人のユーザを有し、過去12ヶ月の月当たり平均ユーザ増加率は33%にも及んでいるのだから、一大コミュニケーション・プラットフォームとして注目が集まるのもうなずける。

セカンドライフはどこがすごい?


実際、この仮想世界のどこがすごいのだろうか。いくつか、その特徴を挙げてみた。

1.あらゆるものを作り、そして使うことができる

セカンドライフでは、キャラクターが身に着ける洋服を作ったり、「プリム」と呼ばれる基本オブジェクトを組み合わせ、家具や建物、さらには自動車を作って運転することも可能である。作成したものの所有権は作成者にあり、作ったものを他のユーザに販売して、お金を稼ぐこともできる。

2.リアル・マネー・トレードが可能

セカンドライフ内での売買には、「Linden$(リンデンドル)」と呼ばれる仮想通貨が使用されており、リンデンドルを現実世界の通貨と交換することが可能である。
年間数千万円の収入を得るユーザもいるということで、日本でもたびたびニュースにとりあげられている。

3.土地を所有し、そこでビジネスを展開することができる

セカンドライフの世界は、「シム(SIM)」と呼ばれる256メートル四方の土地が集まって構成されている。シムは、実際にはサーバの1CPUが処理する領域であるが、セカンドライフの住民は、リンデンラボ社からこの領域を購入し、その土地を利用してビジネスを行い収入を得ることが可能である。

映画「マトリクス」を彷彿とさせる仮想世界である。これが、急速に拡大しているとなれば、ビジネスの期待はいやがおうにも膨れ上がるのではないだろうか。

相次ぐ大手の進出。あなたはいつまで傍観できる?


セカンドライフには、先にあげた企業のほか、Mixiや Reuters 、スウェーデン政府までが進出し、話題を集めている。また、セカンドライフ関連ビジネスを手掛けようとする企業が、日本でも続々と増えている状況だ。

ビジネスをしている人間とって、まさに浮き足立つような状況だが、一方でセカンドライフの展望を疑問視する声も多い。
ここで、はやる気持ちを抑えたい冷静なあなたのために、セカンドライフのマイナス要因もいくつか紹介しておきたい。

次のページ新しい世界を楽しもう。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

将積 健士

株式会社インフォアスリート 代表取締役

1976年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。ERP導入コンサルタントとして、企業の基幹システムの導入に携わる。その後、独立して株式会社インフォアスリートを設立。

フォロー フォローして将積 健士の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。