デジタルサイネージの仕組み、今までとこれから。

画像: screenmediadaily

2016.07.04

IT・WEB

デジタルサイネージの仕組み、今までとこれから。

赤秀 有為
エフィジェント株式会社 代表取締役コンサルタント

デジタルサイネージのマーケット、堅調に毎年拡大してきている。 2014年 1054億円、2020年 2717億円(予測)と、2014年比 2.6倍に膨れるとの事。 このサイネージについて、今回は システム的な仕組みについてフォーカスしたい。 ネットワークインフラの進化等の要因もあいまって、形が変わってきている。

最近、よく街で見かける様になってきたデジタルサイネージ。
このサイネージのマーケット、堅調に毎年拡大してきている。
富士キメラ総研の調査レポート(2015/10)によると、2014年 1054億円、2020年 2717億円(予測)と、2014年比 2.6倍に膨れるとの事。
2700億円規模!?あまりイメージ沸かないですよね。
これ、ソーシャルゲーム市場の半分、また 家庭用ゲーム市場やアニメーション市場とかと同程度といったところ。
規模としては、まあまあ 大きいと言えるのではなかろうか。

で、このサイネージについて、今回は システム的な仕組みについてフォーカスしたい。
ネットワークインフラの進化等の要因もあいまって、形が変わってきている。
今までは?これからどうなる?といった観点で、私の個人的な考えを展開していく。


基本的な機能

まずはじめに、サイネージの基本的な機能について説明したい。
だいたい大まかに整理すると、下記3つになるかなと。
・動画や画像スライドショーのリピート再生機能
・コンテンツを特定期間表示 や 時間帯別に切り替え表示といったスケジュール機能
・画面上で領域を区切って 各々に異なるコンテンツ配置するレイヤー機能

これらの機能は、昔から大きく変わっていないし、今後もそれほど大きく変わらないのではと思う。
変わってきているのは、これら機能を実現させる仕組みになる。


今までの仕組み


2010年頃は、いわゆるサイネージ黎明期。
この頃は、スタンドアロン型コンテンツプレイヤーが主流であった。
ディスプレイに、プレイヤーを繋げるだけの極めてシンプルな仕組みである。

ここ最近においては、ネットワーク型コンテンツプレイヤーが主流になってきている。
遠隔地から、いつでもコンテンツを配信/放映切り替えができるモノである。
チェーンストアなんかは、これで本部から一括コントロールでき、利便性が格段に上がり、こぞって導入が進んだ。
仕組みとしては、ディスプレイ側には セットトップボックス(STB)という小さなパソコンがあり、クラウド側には コンテンツ配信システムがある。
STB側にも配信システム側にもそれぞれ専用プログラムを実装させ、それぞれ役割分担させ 適宜連携し 全体機能を動作させる。
いわゆる、クライアント/サーバー型(クラサバ型)の仕組みである。


これからの仕組み(予測)


ここ最近、HTML5のコンテンツ形式 とか Web Based Signage といった風潮が出てきている。
ディスプレイ側は、(HTML5を表示できる)ブラウザでコンテンツ表示させ、コンテンツ自体もサーバ側に持たせる。
サーバ側は、Webサーバがあり、その先にコンテンツ管理システム(CMS)がある構成。いわゆる、通常のパソコンとかスマホでWebサイトを見るのと同じ形態。
この形態でネックとなるのが、ネットワーク回線である。常時繋がっている必要がある。
今時点でのWIFIだと、やや心配であるが、2020年頃は、次世代規格 5G が提供される予定。今より 100倍の通信速度、1000倍の通信処理量との事。
ネットワークは、全く問題無さそうですね。
なので、2020年頃は、HTML5 の Web Based Signage が主流になっていると考える。

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赤秀 有為

エフィジェント株式会社 代表取締役コンサルタント

1973年 千葉県生まれ。慶應義塾大学 環境情報学部卒。IBM/Sun/PwC社にて、コンサルタント職を歴任。 現在、エフィジェント社の代表コンサルタントとして、大手企業様を中心に、デジタルサイネージなどの事業立ち上げを推進支援。

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