ダメ面接官は人材紹介会社を業者扱いする|ダメ面接官の10の習慣

2016.03.17

組織・人材

ダメ面接官は人材紹介会社を業者扱いする|ダメ面接官の10の習慣

HRレビュー 編集部
株式会社ビズリーチ

連載「ダメ面接官の10の習慣」では、ダメな面接官に共通する特徴を取り上げながら、面接の質を向上させ、採用力を高めるためのノウハウをお伝えしていきます。第5回のテーマは「ダメ面接官は人材紹介会社を業者扱いする」です。

不採用となった面接に意味づけをすると……

ダメ面接官に「業者扱い」の態度を改めさせるには、人材紹介会社の「チャレンジ提案」を受け入れることによって増加する面接への意味づけが必要です。とくに、「人材要件を満たさない=不採用の可能性が高い」候補者との面接に対する意味づけが重要となります。

そこで私は、不採用の可能性が高い候補者との面接を「うまい断り方を磨く場」と意味づけることをおすすめします。

不採用の可能性が高い候補者であっても、お客様として再び出会うことがあるかもしれません。しかし、不採用の可能性が高いからといって失礼な態度をとり、候補者が心証を害してしまっていたら、未来のお客様を逃してしまうことにもなります。人材紹介会社を業者扱いするようなダメ面接官は、採用できないとわかった時点で候補者をぞんざいに扱いかねません。つまりダメ面接官の態度によって「人材紹介会社」と「未来のお客様」のいずれも失ってしまう可能性すらあるのです。

そうならないためにも、人材紹介会社の「チャレンジ提案」を受け入れ、たとえ不採用の可能性が高い候補者との面接が増えてしまっても、その面接を候補者に「いい会社だった」と思ってもらえるような「うまい断り方を磨く場」にすることをおすすめします。

人材紹介会社がパートナーになると良い助言が多く手に入る

人材紹介会社とパートナーとして付き合えるようになると、自分たちだけではなかなか気づけない客観的なアドバイスを得られます。面接官は当然、自社の事業や組織、成員の状態、どんな人が自社に合うのかについて、詳しい情報を持っています。その半面、「労働市場にどんな人がどれだけ存在するか」「自社を採用競合と比較したときの相対的なポジション」などについては、意外とわからないものです。

かたや人材紹介会社は、労働市場全体が見える立場にいます。それによる知見を生かし、「御社の採用にはこういう特徴がある」といったレベル感や質などに関する助言や、採用要件の改善提案など、面接官にとって価値の高い情報を与えてくれます。

ところが、そういう視点を持たずに「自社の採用はイケてる」と思い込み、人材紹介会社の助言を謙虚に聞けないダメ面接官では、人材紹介会社がさじを投げたとしてもそれを非難することはできないでしょう。採用力を上げるためには、面接官は人事と連携して人材紹介会社と良いリレーションを築く必要があるのです。

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