ストレスチェック義務化で、職場のストレスをチェックする前に、いじめを封じよう

画像: Masahiko OHKUBO

2014.09.27

経営・マネジメント

ストレスチェック義務化で、職場のストレスをチェックする前に、いじめを封じよう

小笠原 昭治
インターアクティブ・マーケティング 代表

どうして、従業員の心が病むのでしょう?職場のストレスで最たるものはハラスメント(いじめ)ではありませんか?

2014年6月、ストレスチェック義務化法案が成立。2015年12月までに施行されます。

かいつまむと、

  • 従業員50人以上の事業所は、年に一度、従業員のストレスをチェックしなさいね。
  • チェックしたかどうか、労働基準監督署に報告しなさいね。
  • かかる費用は、自社で捻出しなさいね。
  • 高ストレスと判断された従業員は、労働時間を短縮するとか、部署を異動させるとか、担当業務を換えなさいね。
  • 違反したら、安全配慮義務違反になり、裁判で、多額の賠償金を払うことになるよ?

ということです。

背景には、ブラック企業に代表される“社員やアルバイトの使い捨て”“苛酷な労働環境”によって、

  • 精神疾患、退職、休業に追い込まれた従業員のいる事業所は、全体の10%も!
  • 勤務の問題で自殺する人の割合は、全体の25%も!
  • 精神障害で労災を請求し、認定される件数は、右肩あがりに増えており、2012年の支給決定件数は、過去最高の475件(前年度比150件増)

なので、

  • 事業主が、従業員のメンタルをケアしなさいね。
  • 法律だから、お願いじゃないよ、命令だよ?

ということですが、実際には、

  • 高ストレスと判断されたがために、「あいつは打たれ弱い」と陰で評価され、ますます会社に居づらくなるとか、
  • 高ストレスと判断されないように、従業員が、正直に申請しない

という弊害も起こるかも知れません。

では、どうして、従業員の心が病むのでしょう?

労働対価(給料)、労働時間(残業)等々、いろいろ理由はあるでしょうけれども、最たるものは、ハラスメントではないでしょうか?

セクシャル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、逆パワー・ハラスメント、モラルハラスメント、セカンド・ハラスメント、アルコール・ハラスメント、スモーク・ハラスメント、スメル・ハラスメント、テクノロジー・ハラスメント、マタニティ・ハラスメント、リストラ・ハラスメント…

思慮分別があるはずの大の大人が集う職場なのに、どうしてハラスメント(いじめ)が無くならないのでしょう?

人には、嫉妬や、妬みの感情がありますから、「他人の不幸は密の味」という諺があるように、多少なりとも関心を持つ相手が不幸になると、「いい気味」とばかりに快感を覚えます。

放射線医学総合研究所プレスリリース参照

その攻撃的な快感を求め、意識して、あるいは無意識に、他人をいじめたり、何か(小動物や物品)へ危害を加えます。俗にいうウサ晴らしってヤツです。

それ(ハラスメント)が 「してやったり!」と一時のストレス発散(快楽)になることもあるようです。

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小笠原 昭治

インターアクティブ・マーケティング 代表

経営戦略家(独自理論/左袒布略)。マーケティング・ストラテジスト(独自理論/​マーケティング・プロセス・サイクル/長期接触営業戦略/付加価値商品戦略/相対的顧客戦略)

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