INSIGHT NOW!
オープンナレッジを加速する
ユーザ参加型ビジネスメディア
勉強会でつながるビジネスコミュニティ

花王の「快適感」定量分析

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
3.6
2,470
2007年11月2日 11:05

ちょっと前になりますが、数年前に花王転職した、
前職の広告会社の元同僚(女性)と会う機会がありました。

花王は、さすがに日用品メーカーとして長年トップの座に
君臨してきただけあって、製品開発に対するこだわりは、
徹底しているようですね。

ひとつの新製品を出すのにも、
品質や耐久性、安全性などの維持、確保のための
実験や検証に、莫大な時間とお金をかけているそうです。

彼女も、広告会社から花王のようなトップメーカーに
移ってみて初めて、

ものづくり

の難しさや厳しさに驚いたようです。


ただ、いくら普段の生活で使う必需品とはいえ、
単に機能や品質が優れているだけでは売れなくなったのが
日本のマーケットですよね。


2004年に就任した尾崎元規社長は、
この点を強く認識しており、就任当初から

「高付加価値戦略

を推進してきました。


具体的には、

機能的価値
 (きっちりとした技術に裏づけされた機能的なメリット、
  効果を実感できる価値

情緒的価値
 (その商品を使えばきれいになる、わくわくするという
  快適さを与える価値

の2つの価値の向上に力を入れてきています。


その実際の成果として、以前は、

クイックルワイパーハンディ

事例をご紹介したことがありました。

*情緒価値重視の製品開発戦略


また、2003年に発売したヘアケア製品、

アジエンス

も、東洋人に多い「黒髪」をより美しく見せるという点を
機能的価値情緒的価値の両面で追求することによって、
ヒット商品へと育てることに成功してますね。


さて、花王では、こうした高付加価値戦略における

「情緒価値

向上を支える調査・分析手法を編み出しています。



具体的には、

消費者が「快適感」を強く感じる商品作りを目的として、
日常生活の様々なシーンで感じる快適感を数値で測定する方法


だそうです。

Ads by Google

このビジョナリーが主催・参加するコミュニティ


ユーザ登録

無料のユーザ登録でWeb2.0時代のビジネスメディアを使いこなそう!

読者ユーザ登録
ビジョナリー会員登録
パスワードをお忘れの方

携帯でもINSIGHT NOW!