ひとつの新製品を出すのにも、
品質や耐久性、安全性などの維持、確保のための
実験や検証に、莫大な時間とお金をかけているそうです。
彼女も、広告会社から花王のようなトップメーカーに
移ってみて初めて、
「ものづくり」
の難しさや厳しさに驚いたようです。
ただ、いくら普段の生活で使う必需品とはいえ、
単に機能や品質が優れているだけでは売れなくなったのが
日本のマーケットですよね。
2004年に就任した尾崎元規社長は、
この点を強く認識しており、就任当初から
「高付加価値戦略」
を推進してきました。
具体的には、
・機能的価値
(きっちりとした技術に裏づけされた機能的なメリット、
効果を実感できる価値)
・情緒的価値
(その商品を使えばきれいになる、わくわくするという
快適さを与える価値)
の2つの価値の向上に力を入れてきています。
その実際の成果として、以前は、
「クイックルワイパーハンディ」
の事例をご紹介したことがありました。
*情緒価値重視の製品開発戦略
また、2003年に発売したヘアケア製品、
「アジエンス」
も、東洋人に多い「黒髪」をより美しく見せるという点を
機能的価値、情緒的価値の両面で追求することによって、
ヒット商品へと育てることに成功してますね。
さて、花王では、こうした高付加価値戦略における
「情緒価値」
向上を支える調査・分析手法を編み出しています。
具体的には、
消費者が「快適感」を強く感じる商品作りを目的として、
日常生活の様々なシーンで感じる快適感を数値で測定する方法
だそうです。
花王の「快適感」定量分析
松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
松尾 順/営業/マーケティング
ちょっと前になりますが、数年前に花王に転職した、
前職の広告会社の元同僚(女性)と会う機会がありました。
花王は、さすがに日用品メーカーとして長年トップの座に
君臨してきただけあって、製品開発に対するこだわりは、
徹底しているようですね。
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