「白銀屋」のサイトリニューアル事例

2007.11.01

営業・マーケティング

「白銀屋」のサイトリニューアル事例

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

ある企業さんのプレゼント企画に応募したら、運よく当選して賞品の 「日経ネットマーケティング」創刊号(2007.11) をいただいたので、早速読んでみました。

事例が豊富に掲載されていて、
なかなかいい専門誌に仕上がっていると思います。

さて、同誌の事例のひとつとして、
星野リゾートのユーザビリティテストの詳細が
紹介されていました。

ちょっと前に書いた記事、

*ホームページのユーザビリティテスト結果をどう解釈するか?
http://www.mindreading.jp/blog/archives/200709/2007-09-25T1022.html

で、星野リゾート代表取締役、
星野佳路氏の講演内容をご紹介しました。

この中で、星野氏は、同社が運営する宿泊施設のWebサイトに
対して行ったユーザビリティテストの結果、

・想像以上に、写真のインパクトが大きいこと
・一生懸命書いた文章にはあまり目を向けてもらえないこと
・アクセスマップも非常に重要だということ
・デザイン的に素晴らしいホームページが、
 予約獲得に直接結びつかないケースがあるということ

などがわかったと話されているのですが、
具体的に、どのサイトにどんな問題点が発見できたのかを
日経ネットマーケティングの事例記事で知ることができます。

対象サイトは、山代温泉の「白銀屋」です。

*白銀屋
http://www.shiroganeya.co.jp/

このWebサイトではユーザビリティテストの結果を基に、
現在のWebサイトにリニューアル(2006年11月)したところ、

予約率55%増(2007年8月の前年同期比)

という成果を収めています。

リニューアル前のWebサイトは、白銀屋の新装オープンに
合わせて2005年8月にオープンしたばかりでした。

旧サイトのデザインは、残念ながらネット上で
閲覧できない(archive.orgでも表示されず)ので、
日経ネットマーケティングの記事をぜひ見てください。

確かに、旧サイトは、
洗練されたカッコいいデザインではありました。

しかし、星野リゾートが、
サイトの効果測定や設計、開発を行っている「ビービット」
に依頼して、サイト上のユーザーの視線を追う

「アイトラッキング調査」

を旧サイトを対象に行ったところ、
以下のようなことがわかったそうです。

・写真から写真へと目線が移動していた

・「時の旅人になる」といった抽象的なキャッチフレーズは
 ほとんど目に留まらずスルーされていた

また、ユーザーインタビューの結果、
旅館サイトに求めている情報は、

食事、客室、風呂

の3つに集中していることが確認できています。

これらの結果を受けて、星野リゾートでは、
92項目のユーザビリティガイドラインを作成し、
サイトのリニューアルを行ったわけです。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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