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道具屋が選んだオープンソース・ソフトウェア

喜田 真弓
株式会社アシスト 広報部 
喜田 真弓/株式会社アシスト/仕事術
2.0
1,282
2011年5月19日 14:29

コンピュータ・ソフトウェアには、多くの協力者の作業によって作られるオープンソース・ソフトウェアというものがある。協力者は様々な国にまたがり、そうして開発されたソフトウェアはあらゆる人が無料でダウンロードして利用でき、多くの場合は改変も可能というものだ。

探究心溢れるオープンソース・ソフトウェアの選定人(道具屋)
情報活用ソフトウェア事業部

情報活用ソフトウェア事業部
杉乃 敏也

1987年アシストに入社。情報活用系、開発系プロダクトの技術支援を担当後、運用系プロダクトの営業/技術支援を担当。2001年からソリューション技術部でコンサルティング、プロジェクト・マネジメントに従事。2006年、営業力強化事業推進室で営業支援システムの営業支援、プロジェクトマネジャー、導入コンサルティングを経て、2009年より情報活用ソフトウェア事業部でBI*1/DI*2製品の営業支援、新規ビジネス開発を担当する。
*1 BI:Business Intelligence *2 DI:Data Integration

ソフトウェア販売会社としてアシストが長年扱ってきたのは有償のソフトウェアだが、このオープンソース・ソフトウェアメリットを享受しようと、2007年、社内の標準オフィス・ツールをMicrosoft OfficeからオープンソースのOpenOffice.orgへ全面移行した経緯は以前ここでも紹介した。(「アシストがMSから無償オフィス・ソフトへ全面移行した理由」

オープンソース・ソフトウェアの精神とは、人々がお互いの能力を提供し合うというものであり、さらにそれが無料で提供されるとしたらユーザはそれを使わない手はない。しかしアシストに限らず、これまで有償でソフトウェアを提供していた企業はこの流れをどう受け止めればよいのか。情報活用ソフトウェア事業部の杉乃はある日この課題をトップから突きつけられる。

「2009年、社長から各事業部に対してオープンソース・ビジネスの可能性を検討せよ、という指示が出ました。無償ソフトウェアが普及するようになればソフトウェア・ビジネスはライセンス・ビジネスからサービス・ビジネスになるという(社長の)考えは、あり得ない話ではないと思いましたが、オープンソース・ビジネスにおける収益モデルは、正直言ってイメージできませんでした。でもとにかくBI/SFA*3製品の評価を開始したのです」と杉乃。
*3 SFA:Sales Force Automation

営業支援系ではSugarCRM、BI分野でPentaho、JasperSoftなどを検討しましたが、いずれも操作するのはエンドユーザで、技術に精通していないユーザが使う場合、操作性という視点から見ると商用(有償)ソフトウェアに一日の長がありました。そこで、システム的には縁の下の力持ち的なデータ連携の分野なら、利用するのはIT部門で、それならば多少は使い勝手が劣っていても無償のソフトウェアで十分いけるのではないかと考えました」

営業力強化事業推進室時代から続いて杉乃の上司であった新本は、当時を振り返りこう語る。
顧客支援活動と並行して製品調査および評価を行う地道な作業を、よく一人でこなしてきました。それを可能にしたのも、過去さまざまなシステムに携わってきたこと、そして彼自身の、新しいことに対する探究心と柔軟な姿勢。新製品発掘には杉乃はまさに適役でした」


こうして杉乃が目をつけたのは日本ではまだあまり認知されてはいないが、世界ではリーダー的な製品である、フランスの「Talend(タレンド)」というソフトウェアだった。

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シリーズ: 株式会社アシスト


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