最近では、『Justice What's the Right Thing to do?』(正義)という書籍が売れているようですが、ビジネスパーソンに一度は読んでおいて頂きたい書籍と言われれば、表題の2冊だと思います。
書評を行いたいわけではないのですが、景気も悪いのできっと『論語』ブームが到来するでしょうし、働き続ける不安から何を言いたいのか分からないビジネス書も増えてくると思われます。
◆ 自己啓発や資格取得よりも大切なこと
自己啓発とは、自分自身のバージョンアップということになるのでしょうが、自己啓発セミナーなどに参加されている方にお会いしても、自己顕示欲が強くなったことは理解できるものの、組織の中で、環境や状況に対応して立ち居振る舞える方というのは少ないものです。
特に、景気が悪くなれば、資格取得などの現実的な路線に突き進むか、占いなどのオカルト系に踏み出す方が多くなるのはいつものことだと思います。
いつも本コラムに書かせて頂くのですが、弁護士資格を持っても研修先が見つからず、社労士資格を持っても営業先が見当たらず、会計士資格を持っても今年は400名が早期退職。歯科医師の平均年収は500万円を切り、簿記資格においては毎年10万人以上の新規資格取得者が生まれている時代です。
そのような環境の中で、自己啓発をしても、資格取得をしても、日本国内の仕事量に対して人材が飽和状態にあるわけですから、それでもうまくいかない状況でどのようにすべきかという発想が最も重要だと(個人的には)考えるのです。
◆ 『論語』より『孫子』な訳
『孫子』は、戦争を運や天に任せずに進めるべきと説いた最初の書物とも言われています。
私自身としては占いは好きなのですが、占い師の友人・知人と話していると、鑑定する対象者が5人以上になると占いでは対処できないという話しを聞くことがあります。
基本的に、占いは「1対1」をマネジメントするには有効だとは思いますが、育ちも考えも異なる大勢の人達の中で、自分自身を律していくということに対しては、いくら優秀な占い師でも個別作業の答えは出せません。
Aさんには○○をしてください。Bさんには◆◆をしてください。Cさんには××をして下さい。とアドバイスを受けたとしても、○○という行動がBさんの怒りを買い、◆◆という行動がCさんの不評を買い、××という行動がCさんにしか認められない状況になれば、今度はどれから優先させるべきかという占いをしてもらわなければなりません。
キリがないんですね。日々の行動を、日々接する方々との関係を占いに頼るというのは、安心できそうで、凄い不安な行為とも言えます。
そこで『孫子』だったりもします。
ただ、運気や流れをつかむといった大局的な考え方に立つのであれば、それもまた重要ですので『孫子』を読んだ後に『論語』はアリかもしれませんね。
◆ ビジネス書より『自由論』な訳
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シリーズ: ビジネス・コミュニケーション
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- 『論語』より『孫子』。ビジネス書よりも『自由論』
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