最終回「文化を変えるのがリーダーの仕事」
■一文は40字までルール「知事はリーダーです。リーダーの仕事はといえば、文化を変えること。これに尽きるのです」
典型的な例が職員が書く文章である。役所の文書を読まれたことのある方なら、おわかりになるだろう。その独特特有の言い回し、とにかく一文が長い文章は、極めて読みにくくわかりづらい。
「読めば読むほど、イエスなのかノーなのかがはっきりしなくてイライラしてきませんか。一つの文章の中にいくつもの選択肢が盛り込まれていて、一番良いのがどれなのかをあえてはっきりさせないように書いてある。おまけに長い。一つマルが付くまでに400字ぐらいあるような文章を平気で書くわけです。なぜ、そんなややこしい文書を作るのかといえば、その理由は単純明快。結局、責任の所在をはっきりさせたくないからです」
そこで知事は思いきった策に打って出る。役所の文章に字数制限を付けたのだ。一文は必ず40字までに納めること。そしてイエス・ノーをはっきりさせる。こうした文章ルールを定めたのはおそらく、日本の全行政機関でも前代未聞の出来事ではないだろうか。
「さらに返事は必ず2日以内にするんだと、これもルールにしました。どうしても2日以内に返事できない場合は、返事をいつ出せるかを2日以内に連絡すること。このルールを徹底することで、ずいぶんと変わりましたね」














