オンラインとかオフラインとか

2009.11.12

営業・マーケティング

オンラインとかオフラインとか

島 良祐

既に一部ではノーラインって概念も定着し始めてるのに、広告主とエージェンシー・広告会社の意識の差は広がりつつあります。


 今や、既に当り前になりつつありますが、オンラインとか
 オフラインとか、広告主から見たら「そんなのどっちでも
 えぇんや」てな話。

 あっという間にこんなご時世になりましたよー。

 「広告って何らかのスペースを売る仕事」って概念すら、
 壊れ始めてくれてます。それはそれで良し。

 そんなことを言われて久しいのに、どうして、いまだに、
 平気で「枠売り」、しかも「値下げ売り」、中には「手数
 料なしでもいいですから」とか言う、ホントに意味不明な
 行動を取っている人も、いるんですわ、結構。。

 いろいろと話を聞いてみたりしちゃったら、すぐに気付く
 ことがありまして・・・「うちの仕事はこれ」って言う。

 これって、暗黙の了解で「住み分けする」ことが根付いて
 るからなのかなと思います。

 例えば、仮の話ですが、とあるアフィリエイトASP会社の
 営業マンが広告主にこう言われたとしましょう。

 『アフィリエイトで集めた客のリピート率を高めてこそ、
 初めて、そのアフィリエイト広告が価値あり、ってことに
 なるんだけど、そういうのも提案してもらえない?』

 『いやー、うちはアフィリエイトASPなんで、サイト運用
 とか、LPOとか、CRMとか、商品企画とか、SPとか、そっち
 はやってないんですよね~』
 『ましてや、ブランディングとか雲の上って感じで、、』

 って答えるしかない、または、それ以外の答えは必要ない
 って思ってる節がある。みたいです。

 少し気が利く人になると、知り合いの会社を紹介するとか、
 ってところまでは多い気がします。それで紹介されるのが、
 得体の知れない私ってケースも。^^

 当然、売ってる商品以外に、お客さんの悩みを聞き出し、
 そこをサポートするには、勉強も必要だし、お給料に直結
 はしないでしょうし。上司からは売上目標を突きつけられ
 てるからね。(ま、この上司がどうなんだって話も)

 でも、私の感覚では、最初に広告の仕事を始めた頃から、
 こういうの、当り前だと思わされてきた。勝手に思ってた
 だけかもしれないけど。。

 何か、川上の会社しか、そういうのは手を出しちゃダメ、
 みたいな、ある意味、暗黙の了解みたいな雰囲気が。。

 もっともっと、せっかくの顧客ですから、関係値を深める
 努力をしていって良いと思うんですがね。別にいまどき、
 接待漬けにするってコトじゃなく、先方の業務上の悩みに
 忠実に何でも答えられる、それがAEっていうんだと思うん
 だけど。

 誰もが知ってる大手代理店の人でも、ふと気が付くと、、
 意外と自分で自分の仕事を決めつけちゃってるみたいで。
 スペシャリストって、何のスペシャリストを目指してるの
 やら。枠売りのスペシャリストは要らないのですわ。その
 ちょい先まで対応できる人。意外と意外と少ない。

でもでも、ふと、考えると、そんな方々、社内ではそこそこ
評価されていて(その会社の状況がどうなのかは別問題)、
しっかりお給料が上がってたりするらしい。。。

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