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電子マネーパイオニアの苦境~ビットワレット「Edy」の今~(2)

Busines Media 誠
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Busines Media 誠/経営戦略
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2009年10月8日 10:26

FeliCa電子マネーのパイオニアとしてEdyを運営するビットワレットは、創業以来赤字経営から抜け出せずにいる。電子マネーの普及が進んでも黒字化が難しいのはなぜか? 同社CSO宮沢和正氏のインタビューを通して、ビットワレットの今とこれからを考える。[吉岡綾乃,Business Media 誠]

ビットワレットの誤算


 ビットワレットは、2001年の会社設立以来1回も黒字になっていない。2008年の決算公告を見ても、売上高41億5000万円に対し、営業損失50 億4400万円。黒字化するには上記のようなコスト削減に加え、Edyでの決済回数・金額を急ピッチで伸ばしていく必要がある。現在の成長ペースではとても追いつかないのだ。



 今回のインタビューで、宮沢氏が漏らしたある一言が印象的だった。「当初は5年くらいでなんとかなると思っていたんですけど……状況が変わった。誤算がありましたね」

 誤算とは、Edyのライバルが増加したことである。当初想定していた競合はJR東日本のSuicaくらいだったが、2007年の春には同じく交通系のPASMO、流通系のnanaco、WAONという電子マネーが登場し、ユーザー数や利用件数を大きく伸ばした。また2005年冬にはNTTドコモがおサイフケータイを利用するクレジットサービス「iD」を発表、“チャージ不要、後払いの電子マネー”というキャッチフレーズで普及を進めている。こちらはドコモのおサイフケータイを中心に、かつてのEdyヘビーユーザー層を取り込む形で成長している。

ユーザーにとっての「Edyのメリット」を分かりやすく訴求することが不可欠


 宮沢氏は「他社が参入することによって、電子マネーユーザーのすそ野が広がった。また、事業者同士で話し合いを持つことも増えている。ユーザーを取り合うというよりは一緒に増やしていくフェーズ」と話すが、実際には電子マネー間の競争は、2007年以降激化していると見ていい。

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シリーズ: 電子マネーパイオニアの苦境~ビットワレット「Edy」の今

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