ダイエットサプリで注目のL-カルニチンが脳を活性化させる!?

2009.10.06

ライフ・ソーシャル

ダイエットサプリで注目のL-カルニチンが脳を活性化させる!?

野口 克彦

体脂肪の燃焼には欠かせないL-カルニチン。そのL-カルニチンが脳細胞を活性化させ痴呆症を予防する!?


■体脂肪の燃焼に欠かせないL-カルニチン

近年、ダイエット関連サプリメントで注目を浴びているのが「L-カルニチン」。
皆さんの中にも、L-カルニチンを含むサプリメントを摂取している人がいるかもしれませんね。

では、なぜL-カルニチンを含むサプリメントがダイエットに有効なのかというと・・・
その前に、体脂肪が燃焼するメカニズムについて少し解説させて頂きますね。

そもそも、身体に蓄積されている体脂肪はそのまま燃焼する訳ではありません。
体脂肪が分解され「遊離脂肪酸」となって血液中に流れ出て、エネルギー源として使われて、はじめて体脂肪が燃焼したということになるのです。

すなわち、体脂肪を燃焼させるためには、厳密にいうと2つのステップが必要になる訳です。

現在では、ダイエット関連サプリメントの代表格となったアミノ酸(リジン、プロリン、アラニン、アルギニン)は、体脂肪の分解を促す作用があるとされています。

いい換えれば、ダイエット関連アミノ酸サプリメント摂取後には血液中の遊離脂肪酸が増加します。
(ちなみに、この状態で運動等を行えば体脂肪が燃焼しやすくなるという訳です。つまり、ダイエット関連アミノ酸サプリメントは、運動開始前に摂取すると効果的なのです。)

このような体脂肪の分解、ならびに血液中の遊離脂肪酸の増加が体脂肪燃焼の第1ステップであるといえます。

さて、血液中の遊離脂肪酸は体内を循環することになるのですが、その遊離脂肪酸がエネルギー源として利用されるには、筋肉の細胞内にあるミトコンドリアという器官の中に入る必要があります。

ミトコンドリアは、いうなればエネルギーを生み出す工場。

しかし、工場で処理されなかった材料(遊離脂肪酸)は「元のさや(体脂肪)」に戻ってしまうのです。。。

つまり、ダイエット関連アミノ酸サプリメントを摂取して体脂肪が分解されても、遊離脂肪酸がミトコンドリアの中に入れなければ何の意味もないということになる訳です。

運動中は、安静時以上にエネルギーが必要になるので、遊離脂肪酸はミトコンドリア内に入りやすい状態ではあるのですが、実は遊離脂肪酸はそのままではミトコンドリア内に入り込むことが出来ません。

遊離脂肪酸がミトコンドリア内に入り込む・・・これが、体脂肪燃焼の第2ステップということになります。

そして、ここで必要になるのがL-カルニチン。

遊離脂肪酸はL-カルニチンの助けを借りてミトコンドリアに入り込む(というよりは、ミトコンドリアがL-カルニチンによって遊離脂肪酸を取り込む)のです。

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