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新規事業考(1)失敗せよ!

大川 耕平
株式会社スポルツ 代表取締役
大川 耕平/業務改革
3.6
2,182
2007年8月25日 11:46

新規事業を効率的に構築したい」「う、、」

私の会社には数多くの新規事業をご担当される意欲的なビジネスパーソンがみえます。

弊社が9年間続けている海外におけるヘルスケアサービスビジネスモデル研究事例にヒントを求めその背景にあるブラックボックス(ビジネス価値創造の源泉)が何であるのか?を議論し、役立てたいというのが主な目的です。(ありがたいことです!)

新規事業」この4文字は誰もダメと云わない経営好感ワードのひとつです。
しかし、企業やご担当者、プロジェクトメンバー内でもこの4文字の意味することの解釈がマチマチであることが多い。

まずはこの「新規事業」がその企業にとって何を意味するか?担当するスタッフに何をもたらすか?を可視化することがスタートとなります。

代表的な新規事業に求める方向性を挙げると(細かく云うともっとあるのですが)
①単純に現業とは別のマーケットでの事業
②ある特定の異分野マーケットを指定してそこでの優れたビジネスモデルの確立
③既存シーズを活用した新たなマーケットへの進出

私の言葉で各タイプを置き換えると
①買い物&マッチング
②異文化創造
③改革ストレッチング
というワードになります。既にお気づきと思いますが、それぞれのタイプで推進方法が異なることになります。

共通することは、新規事業会社にとってイノベーションの一手段であり、不確実性を前提としたチャレンジをサポートする社内風土が必須であることです。


もう数年前になりますが、ある企業のご担当者から

新規事業を効率的に構築したい」

という相談を受けたことがあります。そのとき

「う、、」

返す言葉を一瞬見失ったっことを今でも鮮明に覚えています。

「効率的」という言葉がその時の私にとって新規事業の初期段階でも最も馴染まないワードとして心の奥深く刻まれていたからです。

どちらかと云うと泥臭い、藻掻きながらの新規事業開発を得意としていた私にとって「喧嘩を売られている」(笑)とさえ思えたのでした。



「失敗するのが恐いのですか?」





私も若かった、、、(笑)言い返してしまいました。



「失敗はゆるされないのです」




「既に貴社は失敗しています!」

私の言葉の意味は既に皆様お気づきのはずです。

この企業はその後①買い物&マッチングスタイルで新規事業を位置づけ何度もチャレンジしています。

残念なのはチャレンジの結果を次に役立ていないことです。


「失敗せよ」」これは私の新規事業担当者の方へのメッセージです。

・お金を捨てろ
・負け犬になれ
などと云っているのではありません。

・最初から効率は生まれない
・効率化の対象を探すこと模索することから始める
・敗から学ぶプロセスが大切
・やってみて考え、発見して、つくって、また修正する

なぜなら新規事業という不確実・不透明性に溢れた世界への冒険なのですから。

「失敗しなければ成功できない」

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