ビジネスコンテンツのオリジネータ?をつらつら考える

2009.07.05

経営・マネジメント

ビジネスコンテンツのオリジネータ?をつらつら考える

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

ビジネスコンテンツのアグリゲータはいっぱいいますね。記事提供を受けて、載せる人たちです。ライブドアさんも、グーグルさんもそうですね。グーグルニュースはアメリカではメディアから記事の盗用と攻撃されているようですが・・・。で、今日はオリジネータのお話しです。

 「ビジネスコンテンツのオリジネータ」という言葉がいいのかわかりませんが、まあ、ビジネスコンテンツを生み出す人々、会社がいますね。

 日経新聞とかは、すごいですね。

 日経テレコンはすごいビジネスです。記事の見出しを見るだけで5円でしたっけ?

 1つの記事の中身を見ると75円でした?すごいですよね。

 儲かりますな・・・。

 一般的にコンテンツビジネスでは、強いコンテンツの原作を持っているところが一番強い。

 出版社はすごーく強いですね。

 昔、角川春樹氏が、「読んでから観るか、観てから読むか」という小説を映画化するというビジネス手法を作り出しました。俗に言う角川商法ですね。

 コンテンツビジネスにおけるちょっと古いですが有名な法則としては、映像化すると価値が上がるというものです。

 特に、マスのチャネルであるテレビ展開すると、その他展開物がすごーく売れる。

 アニメは基本、2クールやりますもんね。ポケモンもテレビ化されて、ぐぐっと価値が上がりました。ただ、アニメは制作費とナミ代が莫大なのでなかなかすごい投資ではありますが。

 仮面ライダーやら、ヒーロー戦隊ものは、おもちゃで回収できるからテレビをやっても見合う投資なんですね。

 まあ、ビッグなコンテンツは稀ですけどね。エヴァとか、ポケモンとか、ドラクエとか。

 出版社は儲からなくなったと言っても、ビジネスとしては、とてもいいモデルです。紙に字を印刷するだけですからね。印税形式ですから、仕入れの費用はかからないことが多い。

 イニシャルでMGもらえる人なんて、ほとんどいないでしょうね・・・。

 自費出版専門の会社があるぐらいですから、書きたい人はお金を払ってでも書きたい。

 仕入れの費用がかからず、仕入れでカネを取ることもできる、なんて素敵なビジネスでしょう・・・。

 映画会社も、もはや原作から書き下ろすことは止めているところもあります。企画の持込みだけを相手にして、映画化して儲かるかどうかの目利きだけに特化しているところもあります。

 うろ覚えですが、東宝さん?とか、確か4人ぐらいで小説やら、アニメやら、持ち込まれたものの目利きをやる専門部署があるだけで、自前で脚本をオリジナルで作らなくなっているようなお話しだったと思います。

 まあ、今はWebの時代ですから、Webでもコンテンツ創る人、展開する人がいます。

 そう、オリジネータとアグリゲータがいます。携帯小説なる新ジャンルまで登場しております。いまやブログなどで、誰でも簡単にオリジネータになれますね。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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