「真の問題」ではないかもしれませんが。

2009.05.31

仕事術

「真の問題」ではないかもしれませんが。

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

 「真の問題」ですか。ずいぶん熱い言葉ですね。「イシューが浅い」というのが何を指すか?は厳密にはわかりませんが、想像の範囲でなんとなく思うことを書きますね。

 多分、「正しい問いがあれば、正しい答えが出る」ということに関してはご存知なんでしょうね。

 で、質問を読ませていただくと、「正しい問いをしっかり設定できていないようだ」という現状認識?なのかもしれません。

 社会人3年目で企業経営における「真の問題」に触れる機会があるかは別として、なんとなく思うことをつらつら書きます。

 そもそも問題ってなんでしょうかね?

 なんで、それは問題なの?という問いに答えられなければ、その問題を解決してもおかしなことになりそうですね。

 で、典型的なコンサルティングの中では、「問題はあるべきと現状のギャップ」という捉え方をします。

 「あるべき」は何か?がわかってないと、現状とのギャップはわからないですよね。本当はこうあるべきなんだけど、こうなっちゃってるというのが問題だから、どうあるべきに近づけようか?となります。

 おっしゃっているイシューの設定というところのレベル感はよく見えませんが、もしもいわゆるコンサルティング風なイシュー設定のアプローチをしたい場合その前提条件をつらつら書いてみます。

 「真の」という言葉からなんとなく大きなことが思い浮かぶので、大きなお話しをします。

 企業を作る時、この会社はどんなことをしようとしている!という宣言をしたりしますよね。

 社会にこんな価値を与える会社なんだ!と。

 で、それは社会の現在生じている問題に対するソリューションであることが多いです。社会のこんな問題を解決するから価値があるんだ!と。

 そもそも、社会のこんな問題を解決するには?という問いの中で、ビジネスという解の中のワンオブゼムが、今のあなたがいらっしゃる会社ですね。

 そして、現状存在しているとすれば、現実解としてそれなりの意味があったのでしょう。

 ビジネスを介して、とある問題を解決するには?というイシューの現実解が今のあなたの会社の現状です。

 で、そのビジネスの各機能分野と全体性において、とある問題を解決するための解の一部を担うという論点があります。

 あるべき機能の集合体と部分は何か?というのは、このあたりから出してくれば出てきます。

 で、「そこ」と「現実解としての今のあなたの周りの状況」のギャップが問題になりますよね。

 「深い」イシューの設定というよりは、企業全体のあるべきと今の現実のギャップという捉え方と、そこから自分の部門、課、お仕事、などへの落とし方、関係性の捉え方になんとなく、質問されている方自身の課題を感じます。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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