会議で決めたことを確実に実行するコツ

2009.05.13

経営・マネジメント

会議で決めたことを確実に実行するコツ

大橋 禅太郎

会議で決めた数値目標。それをいつも達成できていているだろうか?決められた期間内に、決めたことを確実に実行し、目標達成できるコツを伝授する。

例えば、2ヶ月後の月末までに達成すること10個を、会議で決めたとする。
そのうち、予定どおりに成果が出る物はいくつだろうか?

もし「ウチは確実に10個達成できます」というのなら、
そもそも設定している目標が低いか、または、これから説明するポイントを確実にやっている場合だ。

すごい会議手順 15 
コミットメントリスト(約束元帳)を作って、
週一回顔を合わせて確認する (15分でできる)

僕達コーチ自身、つまり約束を守ることの重要性を人々に説いている人間でさえも、
この手順をやらないと、約束を忘れてしまう。
「約束」が面白いのは、約束をした瞬間はそれをやる気でいっぱいなのだが、
実際にそれを実行するタイミングが来ると、なーんか他のことに頭がいっているということだ。

逆にそれを逆手に取るなら、約束をしたときの気分を思い出してみることである。そして、グループで約束したことは、そのメンバーが週一回、約束元帳(コミットメントリスト)を作って、その進捗を確認する。

実はかつて、この手順に関してこんな風に言われたことがある。

「イントラに入れておいて、各自チェックして最新情報を書き込めばいいんじゃないですか?」

しかし、実際にやってみると分かるが、それだとうまくいかない。
顔を合わせて、みんなで話をしながらやるところが、秘伝のタレなのだ。
もし大阪と東京で離れているなら、電話会議でもかまわない。

その元帳に最低限必要なのは、以下の5項目だ。
誰が いつまでに 何をする メジャーメント 状況
最初の3つの項目は簡単。

誰が    : 禅太郎が 
いつまでに : 5/31までに
何をする  : 集客レターを5000通打つ

4つめの「メジャーメント」とは、
3つめの「何をする」の部分がうまくいったかどうかを判断する効果測定だ。

トレーニングを受けていない人だと、
「何をする : 集客レターを5000通打つ」に対し、
 ⇒ 「メジャーメント:集客レターが5000通 打たれている」
と書いてしまう。

これだと、全くダメな集客レター5000通が出されたとしても
「完了」となってしまうため、意味がない。

この「メジャーメント」は、
「何をする」が、どんなご利益を狙っているか?という観点から作るのがポイントだ。

集客レターを5000通出す目的が、
 ⇒ 問い合わせを100件以上もらう
だったとしたら、「メジャーメント」には、
「6/15までに問い合わせを100件以上もらう」と記入する。

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