『なぜ、シャツをズボンに入れるのか?』ネオ・オタク論っ。

2009.02.23

ライフ・ソーシャル

『なぜ、シャツをズボンに入れるのか?』ネオ・オタク論っ。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昨年、秋葉原UDX「AKIBA_SQUARE」において旗揚げプレ興行を行ったアキバプロレス。 その興行には、リングアナと観客とのやりとりが、ひとつのお約束となっているらしい。

「オシャレを拒絶する」という確固たる意志の元に、「シャツをズボンに入れていた」という。
言い換えれば、敵の土俵に上がらないという作戦を遂行するための「戦闘服」としてのオタク・ファッションだというのだ。

すべてのオタク・ファッションに、この意志が貫かれているとは考えにくいが・・・。こういう戦闘服宣言をして、「ズボンからシャツを出して=一般人のコスプレをする」若者が居ることを逞しく思う。彼らが、ズボンからシャツを出して=戦闘服を脱いで纏うだろう、生身の武器は、きっと強いはずだ。

最近、メディアを騒がしている「草食系男子」のプライドより、一般人のコスプレを選択するネオ・オタクのプライドの方に、可能性を感じる。「オタクコンテンツ」のメジャー化は、こういうネオ・オタクのプライドを支えに進んでいくのだと考える。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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