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Webユーザビリティ失敗事例・・・新宿ピカデリー

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
3.3
772
2008年9月5日 11:48

今年(08年)7月19日にオープンしたばかりの映画館
(シアターコンプレックス)、

新宿ピカデリー

に行かれた方います?

わかりやすい「失敗事例」として皆さんの参考に
してもらうため、ここで取り上げてみたいと思います。


さて、何がいったい問題なのでしょうか。

それは、

「上映時間が確認しにくい(できない)」

という点です。

なぜ、こうなっちゃったのか。
その理由は次のようなものではないかと考えられます。

・映画館での映画視聴に関わる消費者行動シナリオを
 想定していない


・そのため、映画館サイトに消費者が訪問する目的と、
 その優先順位(重要度)を理解できていない



まず、消費者行動シナリオですが、個人差はあるとはいえ、
おおよそ次のような流れになるでしょう。


1.マスメディア口コミを通じて新作映画のことを知る

2.興味を持ったので当該映画の公式サイトにアクセスして、
  詳細情報を得る

3.観たいと思ったので、上映している映画館を調べる

4.当該映画を観に行きたい映画館のサイトにアクセスして、
  上映時間と、行ける日時を確認する。

5.ネットでチケットを購入したり、街中のチケット屋で
  安い前売鑑賞券を購入、あるいは当日購入する

6.当該映画を観る

7.映画についての感想をブログに書いたり家族や知人に話す。



このシナリオに基づけば、
「映画館のサイト」に訪問する最大の目的は、

「上映時間を調べる」

ことです。

したがって、

サイト訪問者が、上映時間のページにすぐにたどり着ける

サイト設計が必須だと思われます。


ところが、新宿ピカデリーのサイトでは、
メインメニューにありませんし、作品一覧からも行けません。


上映時間のページは、画面左上部の

「チケット購入ボタン」

からしか行けないのです。

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