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バリューデリバリーシステム(その2)

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
伊藤 達夫/仕事術
4.3
802
2008年6月21日 14:20

フィリップコトラー教授は、ビジネスシステム自体がマーケティングコンセプトの元では転換せねばならない!という主張をしました。R&D、企画開発、生産、販売という従来のプロセスではなく、顧客に対する価値をいかに創造するのか?という視点で、価値を選択、創造、訴求していくというプロセスへと転換される必要性を説きました。

 さて、今日は前回に引き続き、バリューデリバリーシステムのフレームワークを見ていきましょう。

 企業全体のビジネスシステムは、価値の選択、価値創造価値の訴求の大きく3つに分けられる。

 前回は、価値の選択に関して、詳細な説明をしました。

 今日は、「価値創造」、「価値の訴求」について細かく見ていきます。

 では、「価値創造」から行きます。

 「価値創造」は、提供する価値と価格の設計、商品設計、生産設計、流通設計、価格設計の5つのステップを踏みます。実際に概念レベルで考えていたものをリアルに作っていくには?という具体に落としていく作業です。
 
 まず、「提供する価値と価格の設計」からいきます。

 価値の選択で、ターゲットコンセプト、差別化のポイントが固まったとします。そうしたら、その提供する価値がどの程度のプライシングができるのか?を概要レベルで考えます。

 例えば、しつこいですが、スターバックスの例で行きますと、「職場でも、家庭でもない、第三のリラックスできる場所でのコーヒー体験」に、人はいくらぐらい払うのか?

 考えているコンセプトに対して、人が感じられる価値と、払ってもいい金額はいくらなのか?

 価格はコストで決めるというよりも、取れるだけ取る、というのがマーケティング的には正しいですよね。1万円で売れるものを、5000円にしてはいけない。収益が最大化される価格があるはずです。そこを探っていきます。

 まあ、これぐらいのプライシングは可能かな、というあたりでこの段階はいいですけどね。

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シリーズ: バリューデリバリーシステム

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