さて、今日は前回に引き続き、バリューデリバリーシステムのフレームワークを見ていきましょう。
企業全体のビジネスシステムは、価値の選択、価値の創造、価値の訴求の大きく3つに分けられる。
前回は、価値の選択に関して、詳細な説明をしました。
今日は、「価値の創造」、「価値の訴求」について細かく見ていきます。
では、「価値の創造」から行きます。
「価値の創造」は、提供する価値と価格の設計、商品設計、生産設計、流通設計、価格設計の5つのステップを踏みます。実際に概念レベルで考えていたものをリアルに作っていくには?という具体に落としていく作業です。
まず、「提供する価値と価格の設計」からいきます。
価値の選択で、ターゲット、コンセプト、差別化のポイントが固まったとします。そうしたら、その提供する価値がどの程度のプライシングができるのか?を概要レベルで考えます。
例えば、しつこいですが、スターバックスの例で行きますと、「職場でも、家庭でもない、第三のリラックスできる場所でのコーヒー体験」に、人はいくらぐらい払うのか?
考えているコンセプトに対して、人が感じられる価値と、払ってもいい金額はいくらなのか?
価格はコストで決めるというよりも、取れるだけ取る、というのがマーケティング的には正しいですよね。1万円で売れるものを、5000円にしてはいけない。収益が最大化される価格があるはずです。そこを探っていきます。
まあ、これぐらいのプライシングは可能かな、というあたりでこの段階はいいですけどね。
バリューデリバリーシステム(その2)
伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
伊藤 達夫/仕事術
フィリップコトラー教授は、ビジネスシステム自体がマーケティングコンセプトの元では転換せねばならない!という主張をしました。R&D、企画、開発、生産、販売という従来のプロセスではなく、顧客に対する価値をいかに創造するのか?という視点で、価値を選択、創造、訴求していくというプロセスへと転換される必要性を説きました。
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シリーズ: バリューデリバリーシステム
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