中堅社員・管理職が使うリーダーシップフレームワーク「GAMS」

2008.05.28

経営・マネジメント

中堅社員・管理職が使うリーダーシップフレームワーク「GAMS」

葛西 伸一
株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長

今、氷河期に入社した25才~35歳世代の人材に、リーダーシップ型が少ないとう悲鳴を多くの企業から寄せられる。この世代は、1995年~2005年という就職氷河期時代に就職し、最近まであまり後輩を持たずに仕事をしてきた世代だ。しかしそんな彼らもここ数年新入社員が増加し、中堅社員、管理職候補として若手を育成する立場になってきている。そんな彼らはどのようにリーダーシップ行動をとっていけばよいのだろうか?

GAMSのリーダーシップ・フレームワークというものがある。
そもそもリーダーシップとは何か?
それは、人をひきつけ、統率し、設定したゴールに全員を導く行動である。
そのためには、さまざまな素養が必要となるが、行動特性をフレームワーク化するならば、

①魅力ある目標設定(Goal)
②その実現体制を構築(Achieve)
③人々の意欲を高め(Motivation)
④課題や障害を解決する行動(Solution)

(GAMS(ギャムス)と覚える)。

である。

この行動、ふるまいだけならトレーニングでできるが、
真の意味で人を統率するならば、これらの行動を支える
4つの要素が必要になってくる。

それは、

Goal →”強い意志”と”全体(全社)最適”
           (できるだけ多くの人たちが幸せになること)
Achieve →使える資源と選択肢を全て考える
(人、モノ、カネ、情報、人脈、道具を使って”道しるべ”を作る)      
Motivation →意欲を原動力とする
           (実行者にとって、うれしいことを発見し説明する)
Solution →実行者の立場になって障壁を考える
           (一緒に解決策を考え、一肌脱ぐこと)

である。
つまり冒頭のGAMSを先行して振る舞い、行動特性を身につけることが
非常に重要だが、もし、これらの「4つの要素」がなければ、
長期において人を統率することは難しくなる。
そこで、具体的且つわかりやすく、GAMSのリーダーシップ行動を見ていきたい。

久し振りに3人の友人と再会 あなたなら、どんな方向へ導きますか?

あなた 「みんな!何食べたい?」

Aさん  「僕は、和食か中華なら・・・・」

Bさん  「最近、近くに美味しいって噂のイタリアンレストランができたので行ってみたいかな・・・」

Cさん  「私は、なんでもいいいかな・・・」

こんなシチュエーションは、日常で遭遇したことはないだろうか?
そんなとき、あなたならどう振る舞うか?

「せっかくの再会だから、楽しく美味しい食事をして、じっくり話したいね。」
 (魅力あるゴール設定)G

「あそこの、中華飯店なら個室もあるから、円卓でゆっくり話ができて、安くてお腹いっぱい食べられるよ!」
  (動機づけ・意欲の向上)M

「歩くとちょっと遠いけど、タクシーなら4人で1メーターだよ!」
  (実現体制の構築)A

「混んでるといけないから、いますぐ電話で予約しておくよ!」
  (障害・課題の解決)S

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葛西 伸一

株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長

http://www.mentor-craft.co.jp/ http://www.mba-noryoku.com/ 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員

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