「騙し絵」と「ビジョン」の不思議な関係

2008.05.06

経営・マネジメント

「騙し絵」と「ビジョン」の不思議な関係

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

戦略策定に際して、外部環境を客観的に分析することは非常に重要です。でも、客観なんて本当にあるんでしょうか?私は、外部環境分析のお話しをする時には、必ず騙し絵とビジョンの不思議な関係について説明します。

その上で、外部環境がどうなるか?をシナリオプランニングなどの手法を使って予測し、その上で、それがビジョンに対してどんな意味合いがあるかを考える。

その意味合いを統合して、市場の変化とその変化への対応、ビジョンの実現への近づき方を3年~5年で規定する。まあ、かっこよく言うと、戦略策定でしょうか。

そのビジョンへの近づき方が方向性であり、アクションが束になっているものですよね?

だから、ビジョンも無いのに、ファクトを集めるのは、価値の低い行為ですね。1回のリサーチ結果に一喜一憂してもあまり意味がないのです。

お仕事の時に、リサーチの意味合いのお話しをする時、私は、老婆と貴婦人のお話しから、ビジョンのお話し、メンタルヘルスのお話し、意味合いから、アクションへの結び付け方のお話しをします。

ちょっと長くなりますが、分かる人は30分ぐらいでわかってくれます。

このつながりも、1つのゲシュタルトですよね?

私はうまく伝えられていますか?
まあ、こういうパッケージで私は商売している、ということですね。

完璧だとは言いませんが、企業を大きく安定させるには、こういう考え方が必要だと思います。企業の経営陣は、従業員のメンタルヘルスにも責任があると思います。

少しでもハッピーの総量が大きいビジネス社会の到来を心から願っております。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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