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「そら、あめ、かさ」の本当の意味

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
伊藤 達夫/仕事術
3.7
3,254
2008年3月7日 08:20

コンサルティングファームで使われるフレームワークで最もポピュラーなものが、「空、雨、傘」と言われるフレームワークである。ただ、残念ながら一般的にはなぜか普及しない。知っている人もいるが、本質的な理解に基づいて使えている人は、あまり見たことがない。一度、立ち止まって考えてみれば、本意の理解が深まり、使える方向に向かうと私は思うので、この機会に立ち止まって考えてみたい。

 「空、雨、傘」とは文字通り、「空を見て、雨が降りそうだから、傘を持っていこう」の略です。これは企業の意思決定を支援するフレームワークとして非常に強力です。

 意思決定は何を決めるかといえば、アクションを決めるんですね。打ち手でも、施策でもいいですが、何をするのか?と決める。でも、根拠がないと決められませんね。

 ごめんなさい。根拠の前に方向性がありますね・・・。

 この、「空を見て、雨が降りそうだから、傘を持っていこう」は、「出掛けたい」という方向性を持った人のお話しです。

 出掛けたい人が、空を見る。


 空を見ると、どうも、雲がある。風は北西の風。湿った空気が流れ込んできている。

 空を見れば、多くのファクトが得られます。天気を決定する大きな要因は、大気の状態ですね。温度、湿度、雲の発生。上空の気圧や、周囲の気圧状況までは見ただけではなかなかわかりませんけど・・・。

 でも、出掛けたい人は思うんです。

 うーん。これは雨が降りそうだ、と。


 ここは、良く考えるとすごいことを言っています。空を見ただけで雨が降りそうだ!と言ってしまう。判断してしまう。この人は天気予報職人でしょうか?

 私が小学校の時の先生は、夜に犬を連れてランニングすることが日課で、独自の天気予報を次の日の朝に発表していました・・・。けっこう、当たっていましたね。

 でも、人間の感覚というのは、訓練を繰り返すことで、すごくなっていきます。指先の感覚で、金型の微妙な傾斜を作っていくおじさんたちが、川崎や大田区のあたりにはたくさんいますね。

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シリーズ: ストラテジー


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