軍事上は、やはり自国と敵国の関係が一番大きい。敵にいかにして勝つのか?という論点への解だから、当然ではありますけど。
その2者間関係における知見は軍事上、山ほどありますね。「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」とか、「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」とかですね。(両方孫子になってしまいました。ごめんなさい)
これは、2者の間の関係です。ここに顧客という概念が入ると、どうなるのか?ということですね。
「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」であれば、競合、顧客、自社を知れば、経営リスクが下がるとでも言えばいいでしょうか?
現在でも、内部、外部環境分析は重要だ、というのは変わっていませんね。
「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」
「戦わないで勝つほうが、戦って勝つよりいい」というお話しですね。競争の激しい市場で勝ち続けるより、戦わないでいい市場で勝てばいい、と読みかえられますね。
ただ、どうしても軍事上の戦略概念は、自国と敵国の関係にフォーカスしています。顧客の支持を、競合と自社で争う、という関係の中で、現在では、自社と競合の関係を中心とした外部環境も大事だけど、自社と顧客の関係が一番大事では?という考え方に傾いてきているように思います。
「自社と顧客の関係」と言われて、ハッとしません?
そう、自社と顧客の関係を中心にして、環境を見ていくのは、マーケティング的なものの見方ですね。
「3C」と「戦略」の関係について
伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
伊藤 達夫/仕事術
いまどき、ビジネスに携わる人間なら、3Cフレームワークを知らないことはないだろう。大前研一氏が最初に言い始めたと言われている世界中に普及したフレームワークである。しかし、戦略概念とのからみで3Cを理解している人は非常に少ないと思う。今日は「3Cフレームワーク」と「戦略」の関係に関して解説したい。
Ads by Google
シリーズ: ストラテジー
- prev
- next
- 小さな会社がランチェスター戦略を手放すタイミングは?
- 「3C」と「戦略」の関係について
- 「そら、あめ、かさ」の本当の意味
- 「戦略」という言葉の乱発に思う
- 「騙し絵」と「ビジョン」の不思議な関係
- 「分析」がキャッシュの垂れ流しになっていませんか?
- 過去は変えられる
- SWOT分析を本質的に捉えてみる・・・
- 戦略コンセプトをどう経営に活かすのか?ブルーオーシャン戦略
- 戦略コンセプトをどう経営に活かすのか?「競争戦略」
- リソースをセグメンテーションする前に考えて欲しいこと
- 経営リスクとどのように付き合っていけばよいのでしょうか?
- 今更ですがミスミの「持たざる経営」の課題を考えてみる
- 人材成長優位の経営VSビジネスシステムの固定化優位の経営
- シナジー効果の本質を探る
- 戦略コンセプトをどう経営に活かすのか?「成長戦略」
- 戦略をもう少し本質的に捉えてみる
- 戦略策定アプローチ:シナリオプランニング
- マッチングビジネスの本質を探る
- あなたには何が見えていますか?
ユーザ登録
無料のユーザ登録でWeb2.0時代のビジネスメディアを使いこなそう!
新着記事
受付中・開催中勉強会
新着コミュニティ
新着セミナー等
週間閲覧ランキング
この記事へのコメント
2008年3月14日
伊藤さん、丁寧な回答ありがとうございます。
戦略、マーケテ...
2008年3月10日
そして、戦略概念の中で、系譜学的な見方をすると、競合との...
2008年3月10日
マーケティングの定義はシンプルに言うと、
「持続的交換活動...
2008年3月10日
コメント頂きまして、ありがとうございます。
質問に私の能力...
2008年3月10日
3Cフレームワークが戦略概念とマーケティング概念を包含して...
携帯でもINSIGHT NOW!













